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シミに悩むのやめて皮膚科に行ってみる

この間、パート先の鏡を見てあまりの『現実』に打たれて。
なんか、ほんと、あーぁ…、って感じ。
マジですごくがっかりだったんだけど、実際のところ、その『現実』がこれまでわかっていなかったわけでもない。

私の右のほっぺ、下の方にはおそらく20代の時にはすでに出来てたシミがあり、数年前、似たようなのが左の頬に。
細かいのはもうとっくに数えきれないくらいにいっぱいあるし、なんだか地図みたいに薄っすらとした大きいのもあって、何より一番イヤなのが、左目の下のところ。
30歳になったくらいだったかな、目尻の方に細い線みたいな感じのが出てきて、それってきっと目のこすりすぎだからかと思うけど、コンタクト入れてるとどうしてもゴロゴロしたり乾いてるような時とかあるからつい。
そしたら、コレが何年くらい前だったかな、眼のすぐ下(つまり、涙袋の真ん中らへん)にもポツンと。
コレが目尻と真ん中のと線みたいに繋がっちゃったらどうしよう、ってそりゃあもう、美白の化粧品とか必死。

前にもちょこっと書いたけど、私、自分のバブル期にはエステに通ったり、化粧品はもちろん、美顔器とかサプリメントとかこれまでけっこうつぎ込んできた。
朝晩2押しで、って書いてある美容液はオマケにもうひと押しとか、目の下ローションパックは欠かさないし、今年の2月ころからは酒粕が美肌にいいと聞いて酒粕パックはお風呂で毎晩、5月に退院してきてからは日中パックの上にラップを貼っつけて1時間は置くってのを毎日、一月くらいはやってました。
酒粕は大量買いして冷凍してあるので、お味噌汁に入れたり、ホットカルピスに溶かして飲んだりもね。

だけど、やっぱりそれで解消されるものとそうでないものがある。
「色が白くなった分だけシミが目立って見えるかもしれませんが、そのうちきれいになりますからね」
いろんなところで聞かされたこんな文句は完全に気休め。
目の下に出来たシミは徐々に線を描こうとしてるし、それは右目の下にも出来ているから似たような感じになるのは時間の問題。
老けた顔を描く時って目の下に半円を描くけど、シミにそれを勝手に描かれたら、もうお化粧ではどうしようもない。
あ~ぁ、もう、どうしよう。。

家にいるといろんな電話がかかってくるけど、ドクターなんたら言う化粧品会社からも突然。以前、松田聖子がCMしてたところ。
「無料のお試しセットを送らせていただいていいですか?」
なんてな勧誘につい「はぁ」なんて返事しちゃったけど、ネットで見たらその後の販売攻勢がすごいらしい。
ただ、豪華無料サンプルセットは残念なことに?自分の肌には高級すぎて?合わなかったみたい。
税抜き18,000円の化粧水でも本当にきれいになれるなら、って実はこそっと思っちゃったりもしたんだけどね。

「シミ取り」なんて言葉でネットで検索してみれば、酒粕はもちろん、お茶パックとかいろいろ出てくるわけですが、中に「イボコロリでシミ取り」なんてなのもあってびっくり!!
まさか、そんないくらなんでも、とてもじゃないけどこわくてつけられない。でも、世の中にはチャレンジャーがいるものです。
レーザーが効く、って言ってる人もいれば、逆に濃くなった、って言ってる人もいたりして、じゃあ、このままシミの育成をただ見守るしかないのか(守るつもりはさらさらないが)と思っていたら。

なぜか市内の市民病院の皮膚科にヒットして、そこからまたいろいろ見てみれば、そういうのって美容外科とかの部類だけだと思っていたら、保険が効くか効かないかは別にして今どき、皮膚科でシミの診療って当たり前らしい。
そういえば、勤め先のお客さんで、皮膚科に行ったら肝斑で保険治療してもらった、って完全とは言えないまでもかなりきれいになった人もいた。
そうか、皮膚科に行ってみればいいんだ。
保険は効かないかもしれないけど、そんなにびっくりするほど無茶苦茶高いわけでもなさそうだし、これまで苦節20余年、淡い期待がお財布の中身とともにあえなく消えてったことを思えば、そして、確実な未来を思えば決して高いものではないはず。
考えてみれば、にきびの治療にだって皮膚科に行くのだ。
忙しい診療機関へシミなんぞの相談に行くのは申し訳ないような気もしたりしてたけど、中高生がニキビに悩むのも、中高年がシミに悩むのも一緒じゃないか。

ではどこへ、と「シミ治療」で近隣地域をまたまた検索。
HPでお医者さんの経歴も確認しながら、若い人はヤダとか、男の先生はちょっととか、駐車場がない所はダメとか、専門医でないととか、自分なりに絞り込んでみたところへいざ。

そこはちょい歳は若いけど、開業前には美容外科の院長もされてた女の先生。
受付で渡された問診票に「既往歴」の記入に悩む。

実はこの間の手術の前にどうしても気になって、エステへ思い切って脱毛に行ったわけ。
そこで、内服薬の質問に甲状腺(乳がんのことはなぜか書けなかった)の薬を書いたら
「申し訳ありません。うちは光脱毛なので、お受けできないんです」と断られてしまって。
後でそこのHPのQ&Aを見てみたらお手入れの出来ない条件に「癌の既往症がある方」も含まれており。

結局、何も書かないまま、診察へ。
「美容の既往歴はありませんね」
え?、既往歴ってそれだったの??
「あー、これは肝斑ですね」
「え?、肝斑ですか? でも、肝斑て左右対称でチョウチョみたいな形になるって聞いてたんですが」
「形はいろいろなんですよ」
とカルテに慣れた手つきでささっと描きながら、私の手に鏡を持たせて。
「こんなふうに、主に目の下から頬にあるの。口の周りにもできるんですよ。
でも、肝斑はまぶたには出来ません」

「鼻のそこにあるのはメガネのアトでそばかすもありますが、形がはっきりしないぼやけているのがありますね。こちらにもこう広がって。これはみんな肝斑です」

「肝斑は白人には少なくて(少ないというか、ない、って言ったかも?)アジア系、特に日本人と中国人に多いんですが、ホルモンが安定する60代、70代になるとほとんど見られないというか、消えてしまいます」
「消えちゃうんですか?」
「ええ、不思議なくらいに」
そういうものなんだ、知らなかった。でも、言われてみれば、シミはあっても肝斑と言われるような細かいシミのあるおばあさんは見たことない気がする。

「シミはレーザーを当てれば消えるので、それは大丈夫、きれいになります。でも、肝斑にレーザーが当たると逆に濃くなってしまうので、今はちょっとやめておいたほうがいいですね。
昔はそういうことがわかってなかったので、逆に濃くしてしまった、っていうことがあったんですよ」

「肝斑は治療を始めて半年もすれば大体きれいになるので、まずはそちらからやっていきましょう。肝斑がきれいになってお肌も丈夫になったところで、他を治療することにして。
お肌が丈夫でないと、レーザーも弱い光から徐々に強く回数を上げることになるので、お金や時間がかかるわりに多分、満足がいただけないと思うし、それではつまらないですもんね」
中には肝斑治療するうちにシミもきれいになる方もいらっしゃるんですよ、とにかく日焼けに注意して紫外線カットはきちんとしてください、とのこと。

処方された8週間分のシナールとトランサミンという錠剤の受け取りに行った門前薬局で問診票にあった「かかったことのある大きな病気」「飲んでいるお薬」という質問への回答にしばし悩んだけど、それでもとりあえず正直に「乳がん」「タスオミン・チラージン」を記入すると。
「こちらのお薬との併用は差し支えありません」と普通に出してくれた。
「よかった、先生には病気のこととかちゃんと話してなかったんです。治療してもらえなくなっちゃうと困るから。ありがとうございます」
と大きく安堵。この次の診察の時にはきちんと話しておこう。

シミに悩むのやめて皮膚科に行ってみる_e0325811_00515238.jpg

by izumi_h23 | 2014-07-17 00:46 | 理容美容


とあるアラフィフのグータラ日誌。 たまに部分切除して二カ月後に全摘、その一年後、自家再建した乳がんのこととかも。


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